久々に友人とメールのやり取りをした。
その友人は、今、イギリスの「ニールズヤード」に夢中なのだそう。
このニールズヤードとは、アロマセラピーで有名なニールズヤードレメディ-ズのこと。
その話を聞いて、なんとなくニールズヤードレメディ-ズの本店のあるロンドンのコベントガーデン周辺のことを考えていたら、
「あらあら、ロンドンに行きたいぞ」
という気分になった。
観光客でいっぱいのロンドンだけど、路地に入ったときの素朴な町並みや看板は、やはり私のつぼなのよね♪
イギリスに留学している間に一度、パリへ行ったことがある。
夜行バスで4泊5日の格安パック旅行。
パリはとても素敵だった。
けれど、帰りのバスがロンドンについた時には、
「でもさ、やっぱりロンドンの素朴さの方が私は落ち着く♪」
と、満足げに思った。
フランス語がわからなかった(今もわからない)というのもあるけれど、「落ち着く」という言葉は、心底好きじゃないと出てこない言葉だと思う。
イタリアで口にしたことが無い言葉である(困ったことに)。
実際、イギリスを去る時、私は悲しくて泣いたのだ。
イギリスという地から離れるのが嫌で泣いたのだ。
もうこれは相性なのだと思う。
だって、イギリスに居た時だって、嫌な思いをしたことがある。
考えてみれば、イタリア生活では出会ったことの無いような酷い人間や事件に出遇ったことさえもある。
ただ、「頭にくるぜ!」とは言ったものの、何故かそこまで気にならなかったような気がする。
これはやはり、
「LOVEな国イギリス(というかLOVEなLONDONの近く)にいるのだから、そんなこと別にどうでもいいよ~ん。」
というのが根底にあったからではないか?絶対にそうだ。
今日も、ニールズヤードレメディーズの容器はいい感じだよなぁ→ニールズヤードレメディ-ズの本店がある辺りの町並みは可愛いよなぁ・・・に行って「やっぱりLONDONラブ胸キュン♪」へ行ってしまった。
イタリアでも鳥肌が立つほど素敵なものを沢山観たのに、しかも
「すごいねぇ、もう感動して涙が出ちゃうよ!」
とまで言っちゃうのに、「LONDONラブ胸キュン」には勝てないのだ。
LONDONで鳥肌が立つほど感動!という思いをしたか?と聞かれれば、いや、そんなにしていないと思う。
しかし、ハイドパークで夕日を見ている時、私の胸はキューンと締め付けられてしまう。
黄昏てしまうのだ。
もう、これは恋ですね(笑)。
ああ、イタリアに対して少しでも恋心があったのなら、私のイタリア生活もずいぶん違うものになっていただろうに。
恋をしろと言われてできるわけでもないし。まぁ、その辺は仕方ないか・・・・・。
それに、恋の行方はわからないと言うではないか(あれれ?)。
そうそう、長い間LONDON生活をしてみたら
「私こんな所に二度と住みたくない!」
ぐらい言っちゃう可能性もあるわけだ。
そう考えれば、このままちょっと離れた場所からLONDONを思い、この恋心を大切にしていくのも良いかもしれない。
なーんてね。