昨年、18歳で亡くなった愛猫ピオッポ。そのピオッポの命日7月7日が近づいている。
心がざわつく。
七夕に亡くなったあの子はきっと織姫星へ帰ったのだ!と盲信しながら過ごしたこの一年。織姫星が見える時期は、ほぼ毎晩空を見上げて過ごしてきた。
一時は星を観ること自体に熱中し、ある時は流星群を観るべく真夜中の海辺(アズールウィンドウがあった場所)へ行き、ある時期は土星の輪っか見たさに天体望遠鏡or天体双眼鏡を買おうかと真剣に迷ったりもした。
流星群を観に真っ暗闇の海辺へ行った時は、駐輪駐車の多さや波音とは違う妙なザワザワ感から大人数の気配を感じ、「やはり天体ファンは多いのだな」と実感。2時間岩場に直寝という苦行に耐えながら、計19個の流れ星を数えた。星が降るたびにザワツク暗闇。途中、怪しい煙(一応マルタでは合法)が漂ってきたので、「近くに不良がいるのか?」と目を凝らすと、年配のおばちゃんグループがキャッキャッしながらこっそり燻らせていた(汗)。
それにしても、2時間で流れ星19個という数は多いのか少ないのか? あの背中の痛みに耐えた代償としては少ない気もするが、「平均で6分弱に流れ星ひとつ」と考えれば妥当な数なのか(実際は落ちてくる時間にバラツキがある)。とにかく、次回は絶対にヨガマット持参!
ちなみに、肉眼で天の川を観たのはこの時が初めて。夜空に流れる乳白色の帯、ミルキーウェイとはよく言ったものだ。
無数の星が散らばる大空を眺めていると、大宇宙の片隅にいる自分を意識し始める。ちっぽけな自分は距離感覚を失い、遥か彼方の織姫星を身近に感じる瞬間(とき)がやって来る。
きゃー私、なんてロマンチック♥
とはいえ、織姫星が見えない冬の数ヶ月の訪れと共に、私の「にわか天文熱」もクールダウン 。先日、久々に真夜中の空を見上げ、夏の大三角形の一角を担う織姫星に向かい「久しぶりーおかえり〜!」と挨拶した次第。
天体望遠鏡も双眼鏡もいまだ買わずじまい。どれが良いのか迷っているうちに冬のブレイクに突入。そのまま土星の輪っかへの情熱もあやふやになってしまった(汗)。
だけど
織姫星のことはずっと見続けるつもり。
たぶん肉眼で。
そのうち、天体望遠鏡か双眼鏡を買うかもしれないけれど。そのうち。