もう冬真っ盛り!!という気温が続いたここ2週間でしたが、昨日の雨から突然生暖かい空気が!
そして、街行く車は砂埃でいっぱい?
最初はうちの車しか見なかったから、気がつかなかったのですが(いつも汚いもんで (^.^; )、良く見ると歩道もジャリジャリ!
“アフリカの風「シロッコ」”が雨に乗ってやって来たらしいのです。
アフリカ?そう、イタリアを南に下れば直ぐそこなのですね。
日本にいては、そう耳にすることの無いシロッコ(日本にまでたどり着くってたら、すごい風力・・・)。
シロッコなんてちょっと可愛らしい響きですが、、実際は、超-----うっとおしい!!!!
お陰で、髪の毛から鼻の穴まで真っ黒!!
コンタクトレンズをしていたら、そりゃもう大変!
やはり、土地が変わると、こういった「馴れない自然現象」に遭遇するわけです。
数々あった馴れない現象の中でも、一番驚いたのが「霧」。
ミラノ近郊の冬は、とても寒く+湿気があります。
典型的霧気候なのです。
局地的に深い霧が現れたりします。
私も、初めてその「ものすごい霧」に遭遇した時は、このまま死んでしまうのか!?と驚いてしまいました。
今年の2月上旬の激寒時。
ミラノからやや北東の街ベルガモからの帰り道でした。
高速道路に入った時点では、良い天気で星も見えました。
そして、3km位来た所でうっすら辺りが白くなって来たかと思うと・・・突然、パン!と光の中に入ってしまった様に真っ白になってしまったのです!!そんな事生まれて初めてでしたし、運転もした事のない私は、????パニック!
しかし、ミラノっ子であるピー太郎は
「良くある事だから、平気だよ-ん」
と、平然と運転をしていました。
その後も、光の中-星空-光の中・・・・・をモンツァまで7、8回繰り返し、無事我が家にたどり着いたのでした。
やはり、何事も慣れなのでしょうか?ミラノっ子は、こんな事屁でもない!って感じです。
確かに、周囲の皆さんも、霧にびびっている様子はありません。
しかし、慣れていない現象や災害が起こったときはどうでしょう。
最近シチリアのエトナ山が噴火し、それに関係しているのか、イタリア中南部で地震が起きてしまいました。
揺れ自体はさほど強くなかったのですが、この地震で、学校の校舎が全壊してしまいました。
小さな子供たちのいる小学校の校舎です。
そして、皮肉な事に、この地震で唯一全壊したのがその小学校だったのです。
沢山の児童、職員が亡くなりました(心から、ご冥福お祈りします)。
その後、学校の安全管理について調査が実施され、
その結果、イタリア国内の80%の学校が危険と判明!児童、保護者はパニック状態に。
本当に、同じような惨事を招かないためにも、緊急な処置をしていただきたいものです。
そして、国が先立って非難訓練を実施するとか、国民に何らかの対処をするべきだと思います。
少しでもパニックを和らげる訓練をするべきではないかと思います。
震度1くらいの弱震でも、「うわ~!!!」と大パニックになってしまうのですから。
そして、「あれは、震度5くらいあったぜー」と事を大きくするのも、イタリア人なのですが・・・(汗)。