マルタ・ゴゾの伝統的なクリスマスに欠かせないお菓子と植物
11月も残すことあと2日、「そろそろアレとアレを買う時期だな…」と、近所のスーパーへ行き、
を購入。
クリスマスの伝統菓子「ハニーリング」
ハニーリング Honey ring(マルタ語名:アーア・タ・ラセル Qaghaq Ta’ l-Ghasel)とは、主に蜂蜜・モラッセスmolasses(黒蜜に似たシロップ)・レモンとオレンジの皮の摩り下ろし・胡桃・クローブなどを煮詰めて作ったフィリングを、ビスケット生地で包み、輪っか状にし、表面の数ヶ所に切り込みを入れて焼いた、マルタ共和国のクリスマス菓子のこと。
一般的に店では、直径10cm前後の「手でつかんで食べやすい」サイズ~直径20cm前後の「切り分けて食べる」サイズのものが売られている。
今回は、直径18cm(1.20ユーロ/約150円)のものを購入。
ちなみに、このクリスマス菓子は、もはやマルタの国を代表する伝統菓子でもある為、スーパー・お菓子屋・土産店に行けば、一年中いつでも買うことができる。
マルタ土産には最適だけど、クリスマス菓子としての特別感は薄れつつある。。。そんなお菓子なんだな(汗)。
「ヴェッチ」の種をまいて装飾用のモヤシを栽培
クリスマスの装飾に「マメ科ソラマメ属のヴェッチ Vetches (マルタ語名:ジュルビーナ Ġulbiena)」という植物のモヤシを使うので、その種を購入。
クリスマスの約一ヶ月前(つまり今頃)になったら、皿や植木鉢にたっぷり湿らせたコットンを敷き、その上にヴェッチの種をまき、暗所に置いてモヤシ栽培をする。
そして、クリスマス近くになったら、この写真の様に「サンタのひげか!?」というくらいボーボーに伸びたモヤシを、クリスマスクリブ(イエス・キリスト降誕シーンを原寸大の人形や家畜小屋を使って再現したジオラマ)、特に赤ちゃんキリストの周りに飾る。
ただボリュームを出す為に飾るわけでは無く(それもあるけど)、
なんと、「光が無くとも、その光を求めて光が見える方に向かって伸びて行く」という様、つまり「’その光=希望=赤ちゃんキリスト’の誕生を待ち望んでいる」という事を表現する為に飾るんだな☆。
なるほど~でしょ?