ことの始まりは紙パレット
遠い昔の学生の頃、わたくしは、毎日のように鉛筆か水性絵具で絵を描いていました(殆どが受験の為や学校の課題の為だけど)。
しかし、ここ10数年もの長い間は、殆どそういった「生の画材」に触れて絵を描いていませんでした。
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そして、2ケ月位前の事。
ゴゾのヴィクトリアにある画材屋に行く用事ができた私は、紙の使い捨てパレットを見て、
「最近は、使い捨てのぺーパーパレットがあるんだ~便利♪」
と、何の気無しに呟いてしまったのです。
まてまてっ!
紙の使い捨てパレットは最近の発明ではないっ。20年以上前でも紙パレットはあった。しかも、私、散々使っていたわよ!!
あれだけ日常的に使っていたものを、ここまできれいさっぱり忘れてしまうものなのか?
やはり、二浪して受験に失敗したトラウマのせいなのか…(大いにある)?単なるド忘れか?
記憶に良いというイチョウ葉エキスでも飲もうかなぁ。
ま、この「紙パレット事件」を切っ掛けに、
「いい加減、紙に絵を描こう!」
という気持ちが起こったのは、確かです(まったりですが)。
まずは形から
そうと決めたら、気持ちが冷めない(私は飽きっぽい)うちに画材を購入。
が、いくら探しても、ゴゾには水張りに使う木製パネルや水張りテープが売っていない (水張りとは、水彩画や鉛筆画などを描く前に、裏面を濡らした紙を木製パネルに張り付け~乾かし、絵を描く時に紙が歪まないようにすることです。)
鉛筆画はともかく、水彩画は水張りした紙に描きたい…と思い、画材屋の店員さんに尋ねてみると、
「木のパネルと、裏面に水をつけると粘着性になる紙テープ(水張りテープの事)…。見たことも聞いたこともないわねぇ。」
と、店員さん。
・・・・なぬ?
家に帰り、ネットで検索してみると、
「Art Wood Panel」とか「Artist Wood Panel」等でそれらしき物が出てくる。
しかし、どれも価格表示がUSドル。アメリカからお取り寄せ?
そして、パネル使用例の写真を見てみると、木に直に描いたり彫刻したり…水張りに使っている様子は無し。
水張りテープに関していえば、私が探した限り、日本の商品以外は見当たらず…。
薄々感づいてはいたけれど、もしや、水張りは、日本特有の絵画技術?
ウィキペディアでも「水張り」の説明は日本語オンリーだし、そういうことですか?
ブロック紙を使えばよい
水張りの話を友人にしたところ、
「四つの側面全部が糊付け固定されている水彩用ぺーパーブロックを使えばいいじゃない。」
と、あっさり。

The Langton水彩用ぺーパーブロック
ほほ~う、そんなものがあるのか!
水彩画を描かれている方の間ではもはや定番なのかもしれませんが、私は存在すら知りませんでした(汗)。
で、再び、ゴゾはヴィクトリアの画材屋さんへ直行したところ、
「ありません。」と、即答されました(泣)。
しかし、水張りパネルの時とは違い、水彩用ぺーパーブロックの存在は知っている様子。
商品名やサイズが明確ならば、マルタからの取り寄せが可能とのこと。
ゴゾでは、この「お店に頼んでマルタからお取り寄せ」という場面に出くわすことが多い。そして、そんな場面にも「ああ、小さな島ゴゾに住んでいるのね~」と、風情を感じてしまうゴゾ馬鹿な私。
他にも、マルタにある画材屋さんのオンラインショップにてぺーパーブロック数種類が売られていたので、「オンラインで買える!」と思いきや、そのオンラインショップ自体がうまく作動しなかった…。
やはりゴゾ流に、「お店に頼んでマルタからお取り寄せ」が賢明か(汗)。