先週の木曜日、娘が通う小学校によるセレブレーションデーCelebration dayの演劇発表会がありました。
セレブレーションデーとは
チケットとプログラム。
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セレブレーションデーとは、5月1日メーデーに春の訪れを祝う「ヨーロッパの五月祭」のことだそうです。
私が住んでいたイタリアの地域にこんなお祝いがあった覚えはないのですが、私が知らなかっただけで何かしらイベントが行われていたのかもしれませんねぇ。 私の中でメーデーといえば「労働者の日とデモ」のイメージが強いのですが、本来は春の到来をお祝いする日なのだそうです。 ゴゾの春はキラキラ眩しいので、確かにお祝いしたくなるわ♪
オペラ劇場にて発表会
今年は、ヴィクトリアのレオネ楽団の本拠地であるオペラハウス「オーロラ劇場」にて行われました。 ヴィクトリアにはちゃんとオペラハウスがあるのですよ。 しかも、びっくりなことに、オペラハウスが二館も存在するのですよ!
レオネ楽団は1868年創設。
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一見劇場らしくない正面入口。が、中は結構広い。
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オペラのポスター。
* もう一つのオペラハウス「アストラ劇場」。 こちらは、ラ・ステッラ楽団の本拠地です。 一目で劇場と分かる正面入り口。 クリスマス時期に撮影したものなので、さらに華やか♪
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劇のタイトルは「Moving On」
歌ったり、踊ったり、演じたりのミュージカル。
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「前進している」というタイトルの劇。 さっとあらすじを言うと…
主役は近々引っ越しをする兄と妹。 子供部屋で荷物の整理をしている最中、兄の不注意コンピューターが壊れてしまう。 すると、壊れたコンピューターから「コンピューターの妖精?」の様な者が現れ、二人をタイムトラベルへと導く…
とまあ、タイムトラベルをしながら人類の進化を見るみたいなお話です。
なんとなく、子供の頃テレビで見ていた「まんがはじめて物語」に似ていました。 何かの初めてを知りたいお姉さんとピンクのカバみたいなパペット「モグタン」が、 クルクル バビンチョ パペッピポ ヒヤヒヤ ドキンチョの モーグタン!の呪文で初めてを探る時間旅行に出かけるという番組。時間旅行前は実写で時間旅行中はアニメ。よく見ていたなぁ…。
さて、劇で主役を演じた二人ですが、非常ーに芸達者でした。 ものすごーく長いセリフ続きなのに、間違いもせずにちゃんと演じ切っていました。 あと、劇中ソロで歌った女の子にも驚かされました。あまりの上手さに口パクか?と疑ってしまう程の歌唱力でした。
この一公立小学校の劇発表会とは思えないレベル(主役の子達が)を目の当たりにし、一体どれほど練習したのかと娘に尋ねたところ、
「お母さん、あの子達はタレント・スクールに通っている子達。特別なの!」
ええっ!タレント・スクール?ゴゾにそんなものが存在するの??まぁ、オペラハウスが二館もあるような島なので、タレント・スクールがあってもおかしくはない。
調べてみたところ… あった!
なんと、インターナショナルな子供演劇学校ステージコーチの教室が、マルタ各地に8教室もある。 ゴゾ教室もちゃんとありましたが、4~6歳クラスのみ。 6歳までに才能を見いだされた子やもっと続けたいと思った意欲的な子供は、その後マルタ島までレッスンを受けに行くということですね。
う~む。さすが、海を渡ってまでレッスンを受けている子達だわ。そりゃ、セリフなんか間違えないわ。
娘の成長
コーラスと踊りで劇に出ていた娘を見て一言、
「デカッ」。
同じクラスの子供達が並んでいる中、皆より頭一個分背が高い。 ゴゾの子供が小さいのかうちの娘がデカいのか…。 ちなみに、日本の8歳7か月女児の平均身長は128㎝。 先ほど娘の身長を測ってみたら、138㎝であった。…10㎝も上回っていました(汗)。
11~12歳サイズの服を買う
服のサイズもぐんぐん大きくなっています。 先日、遂に11~12歳(身長146~152cm)サイズに突入してしまいました。 裾上げをするつもりでこのサイズのジーンズを買ったところ、結局、裾上げ無しでも履けてしまったという(汗)。が、しかし、身長138㎝の子供が、裾上げ無しで身長146~152㎝用のジーンズを履けるってどういうことよ!
とにかく、子供服の「身長~cmサイズ」は当てになりません。 大半は表示されている数字よりも小さく作られています。 事実、娘が8歳サイズを着ていたのは、5~6歳の頃。実年齢と服年齢に差がありすぎです。 これは、成長期の子を持つ親が考えがちな「すぐに小さくなってしまうから、大きめを買っておきましょう。」という心理を逆手に取った販売作戦なのでしょうか? 大き目サイズを買ったつもりがピッタリ→子供が更に育つ→また買わなければならない。 こうやって、買うサイクルを早くするのが狙い…なのかと。
言葉の成長
ゴゾの学校に通い始めた頃は、英語もマルタ語もちんぷんかんぷんな娘でしたが、今では英語が一番使える言語と言えるまでに(本人曰く)成長しました。
一方のマルタ語はというと、理解はできてもあまり話せないとのこと。 お友達とも英語で会話をしているので、マルタ語で話す機会が殆ど無いようです。 まぁ、マルタ語の授業についていければよいのでは?と、気楽に考えていますが。
問題は日本語ですな。
学齢が上がると共に、家庭学習だけで補うことが大変になってくるだろうとは予想していましたが、現時点でも十分大変です。漢字を覚えることもハードになってきていますが、何かを説明する時に、文章が続かなくなってダダモダになってしまうことが結構あります(イタリア語も同様) 。
会話のやり取りは問題なく出来るのですが、「今日の出来事」の説明がうまくできないという感じでしょうか。 まぁ、ダラダラ長くしゃべろうとするのが問題のような気もするのですが、生まれつき喋ることが好きな娘ですからねぇ。 公文式の「文章の書き方」というドリルで、「いつ、どこで、誰と何をした。」「初めに~、次に~、それから~、最後に~」など、順序立てて文章を書く練習をすることで、随分改善されてきたとは思うのですが…。
ダラダラ話したかったら、長い文章でも説明できるようになろう。でなければ手短な説明で。ぴしゃりっ!
もう、できるところまでやってみるという感じでしょうかねぇ。