13日(水)の夕方6時過ぎ、マルタ全域で地震がありました( ゚д゚ )。
マグ二チュード4.4、震源地はマルタから北東沖32キロメートル、深さは39キロメートル。
地震が無い地域とは言い切れませんが、頻繁に地震が起こる土地でもないので、ちょっと驚きました...(・_・)。
私の住んでいる場所(ゴゾ島の内陸部)はあまり揺れなかったのですが、マルタ島東岸の都心部周辺はかなり揺れたと聞きました。
「海に囲まれた小さな島で、どう考えても耐震性があるとは思えない石の家での生活...。日本の建物がビクともしないような揺れでも、ガタガタに崩れ落ちちゃうんだろうなぁ。そして、我が家は島の高台に位置しているので、ここまで津波が来たら逃げ場は無いという事だなぁ...。」
などと考えながら、とあるサイトで地震後のマルタ国民のコメントを見ていたら、「地震で感じた恐怖」、「建物の耐震性の見直し」、「過去にマルタとその周辺で起きた地震」についてのコメントの他に、「ゴゾ島とマルタ島の間に海底トンネルを掘るのは、やはり危険なのではないか?」というコメントを見つけました。
マルタ島とゴゾ島を隔てる海
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![]() | Cirkewwaチルケッワ(マルタのフェリー乗り場) Cirkewwa Ferry Terminal, Triq Il-Marfa, Mellieħa, Malta |
![]() | Magarrムジャー(ゴゾのフェリー乗り場) Gozo Ferry Terminal, Triq Ix Xatt, Mgarr, Malta |
現在、この二つの島の間には橋もトンネルも通っていません(政府はどうにかこうにか繋げたいようですが)。ですから、この海峡を渡る主な交通手段はカーフェリーです。
このフェリーの航路は約6km。車ならば10分ほどで行けてしまう距離ですが、フェリーだと25分もかかってしまいます。
運行間隔は、日中で45分に一本、深夜になると1時間半~2時間に一本(運行しているだけありがたい)。天候や波の荒さよっては運休や遅れも出ます。
毎日の利用客の本音は、「さっさとこの海峡を道で繋いでくれ!」でしょう(-_-)。
美しい海とコミノ島を眺めながらの船旅なので、観光もしくは時々利用する分には最高なんですけどね(^.^; 。

マルタとゴゾを運航するフェリー。船内にはバーやコンビ二もあります。
橋かトンネルか?
2013年、中国の国有企業が「ゴゾ海峡での橋建設の実現可能性を評価するための調査研究資金400万ユーロ(5億円ちょい)をマルタ政府に提供する!」と言い出し、マルタ政府が喜んでその提案を呑んだため、マルタ・ゴゾ間に橋を架けるという話が出てきました。
しかし、ゴゾ島民の大多数は橋反対派。だって、海のど真ん中に橋なんか造っちゃったら、ゴゾの命ともいえる景観が台無しじゃないですか!
まぁ、それだけの理由をもって反対だといっているわけではないでしょうが、大多数が先ず第一に口にした理由はコレだと思います。

ゴゾから見たコミノとマルタ。真ん中の水色は、嘘みたいに綺麗なブルーラグーン。この近辺に橋はちょっと...。
そして、昨年の10月、その橋建設のための調査研究結果と、それ以前から別に行なわれていた海底トンネル建設のための調査研究結果をもとに、政府が両計画の実行にかかる金額を見積もってみたところ、
橋→ 8億ユーロ(約1026億円)
トンネル→ 3億ユーロ(約385億円)
トンネル計画の方が断然お得という結果が出ました。
っつーことで、橋計画はあっけなく中断。
トンネルを掘っても大丈夫なのか?
現時点では、地質的には建設可能と見ているらしいのですが、
なにしろ、お金のかかる巨大計画(橋よりは安いけど)。
「トンネル造りに巨額の費用を投じて、果たしてトンネル通行料金から建設費用を回収できるのか?その巨額なトンネル費用をゴゾ島内のインフラ整備(道を整備してバスの本数をもっと増やすとか)や水上交通の見直し(もっと高速フェリーを導入して本数を増やし、首都ヴァレッタ直行のフェリーもたくさん運行させる)に投じた方が有効的なのではないか??」
という意見も多く、
更には
「ドーバー海峡のトンネル(英仏海峡トンネル)建設には、地質調査だけでも50年以上もの月日を要した!ゴゾ海峡も時間をかけて入念にチェックしなければ!!」
と、地質学者さんが言っております。
まぁ、この二つの海峡を比べるのはどうかなとも思いますが(ドーバー海峡トンネルと比べるとしたら青函トンネルあたりなのでは...)。
トンネル建設工事決行までには、まだまだ時間がかかりそうな予感。
5年前にプロジェクトが開始された”ヴィクトリアのど真ん中にある児童公園の再建設”だってまだ終了していないからなぁ...。
どうなる、ゴゾ海峡トンネル!