ここ三ヶ月、ピー太郎のために、手塚治虫の”アドルフに告ぐ”の音読をしている。
もちろん日本語ではなくイタリア語でだ(日本語でできたらどんなに楽であろう)。
私の持っている”アドルフに告ぐ”は文庫本サイズなため、2人で見るには肩が凝る。
しかし、どうしてもピー太郎には”アドルフに告ぐ”を知って欲しい。
だから頑張ってしまう。
頑張って紙芝居のようにせりふを喋ってしまう。
ピー太郎は楽しんでいる。
それは良いことだ。
しかし、どうにも首が疲れるため、毎回20ページが限度。
知らないうちに眠りに落ちてしまう…zzz。
三ヶ月でやっと1巻を読み終わりましたよ…。アドルフに告ぐ全5巻、いつ読み終わるのだろう。
イタリア語版を買ってしまったほうが良いのでは?
きっと、あるよね。
私も、普段からこのような感じに「日本のカルチャー」を伝えているわけですよ。
「アドルフ~で紙芝居」は、その一例です。
そうそう、先日は”ヤンキー”という言葉について説明しました。
「日本語で”ヤンキー”って、どういう意味だかわかる?」と、私。
「アメリカ人の事?」と、ピエール。
思ったとおりの答えが返ってきてホクホクの私。
ヤンキー(語尾が上がる方)、80年代はツッパリ(横浜銀バエ風)と呼ばれた方々についての説明を開始!
ヤンキーの特徴と全盛期:
- コンビ二の前にウンチんぐスタイルでたむろす。
- 意外と上下関係が厳しく、先輩の言うことは絶対だったりする。
- 最近のヤンキーは、ジャージが好き。(ちょっとヒップホップ系なのか?)。
- 90年代”チーマー”と呼ばれた人たちも、ファッションを変えたヤンキーじゃね?
- ツッパリとも呼ばれた”ヤンキー黄金期”80年代には、”ツッパリ人形”や”なめんなよ猫”など、ヤンキーをテーマとした流行り物が大ブーム。暴走族の数も膨大に。
ツッパリと呼ばれていた80年代の制服スタイルは、
男子:刺繍の入った長ランや短ラン(とりあえず普通の丈ではない学ラン)にリーゼント。
女子:長いスカートにくるくるパーマ、パンプスを履いている…何故かマスク着用。
等など。
ちなみに、エアロスミスのスティーブン・タイラーは、長ランのバックに龍の刺繍を入れたものを着用していた(ヤンキー文化のインターナショナル化)とか、
ツッパリをリバイバルする気志團のDVDを見ることも薦めた。
ピー太郎、今直ぐにでも日本へ行ってヤンキーを見たいそうだ。
が、私が説明した80年代ハードヤンキーは、今現在ではなかなかいないでしょうなぁ(汗)。