土曜の夜、近所の劇場で芝居を観た。友人G君が監督をした喜劇なんだけど、予想を上回って面白かった。観客のフリをした俳優が突然観客席にいたりして、びっくりドッキリの連続でした。G君よ、君のマトリックスみたいな皮のロングコート+サイケデリックなシャツ+ボサボサ頭、いかにも喜劇監督風で笑えました。なかなかいかしていましたよ。
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昨日、やっとDVDプレーヤーを買った。最近はどこのレンタルビデオ屋もDVD中心になってきているし、大体DVDの方がビデオよりも安いときている。ピー太郎は、「PSXが欲しいからDVDレコーダーは買いたくない」と言っていたのだが、49ユーロという安さに、「やっぱり試しに買ってみようか。」と、納得した。私は「これは試ではなくて、これから壊れるまでずっとうちのDVDプレーヤーとして活躍していくんだよ・・・」と、心の中でつぶやいたのだけど。
早速、DVDを借りて観ることに。借りたのはソフィア・コッポラの「ロスト・イン・トランスレーション」。この作品を観ようと思った動機は、
- 評論家が、「いくつかの日本人に対する軽薄な表現が気になる」と言っていたので、どういうわけでそう思ったのか自分の目で確かめてみたかった。
- ゴールデングローブ賞を受賞し、アカデミー賞で何部門もノミネートされていた。
- アカデミー賞脚本賞を受賞したというではないか!
今までの経験からいうと、脚本賞に輝いた作品というのはとりあえず面白かった。しかも、主演のビル・マーレーは良い俳優じゃないか。そりゃあきっと面白いのだろうと期待していた。
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映画を観終わった率直な感想を言いましょう。何だったのでしょう。インディーな映画というのは解かりましたが、その良さが私にはよく解かりませんでした。評論家が「いくつかの日本人に対する軽薄な表現が気になる」と言ったのも全く謎だし、賞をたくさん取ったのもよく理解できません。アカデミー賞脚本賞に輝いた作品で、ここまで謎に思った作品はたぶんこの作品が初めてかもしれません。そういった意味では拍手を贈りたいと思います。私にとっては、好き嫌いの判定もできない謎な作品でした。
きっと、好きな人はとっても良いと思うのかもしれません。・・・どうなんだろう。
私は、ガス・ヴァン・サントのロードムービーとか結構好きなほうなんだけどなぁ。
マイ・プライベート・アイダホとか大好きだし。どうして、この映画はしっくりこなかったんだろう??
ガス・ヴァン・サント監督作品といえば、最近見たFinding Forrester(”放題:小説家を見つけたら”だったと思う)は良かった!何気に借りて観た映画なんだけど、とっても意外な展開で面白かったです。
次はどの映画を観ようかな。