ここ最近、一日の間に天候がころころ変わる日々が続いています。
例えば、先週の木曜日。
午前中は、日差しの強い真夏日でした。市役所や郵便局に用事のあったジュンキーナは、あっちへ行ったりこっちへ行ったりで、のどがカラッカラになってしまいました。
そして昼過ぎ、食材の買出しに行こうと思ったら、あっという間に空は灰色、気温もぐっと下がり、突然の雨。
気がつけば体がだるく、買い物は断念しました...。
この様に、晴れ・曇・雨を繰り返す天候が続いているせいか、体がだるく、気分も沈みがちに...。
気分転換にジョージ・クルー二ーも選んだ湖へ
気が滅入る一方なので、日曜日はコモ湖でリフレッシュすることにしました。
朝早くにせっせっとお弁当をこしらえた甲斐あってか(笑)、コモ湖周辺は、まぁまぁのお天気でした。
ちなみに、コモ湖は、ジョージ・クルーニーの別荘があることでも有名な湖です。
コモ湖でピクニックとクルージング
コモ湖は、下(南)の方が二股に分かれていて、左側先端にコモ、右側先端にレッコという街があります。
ジュンキーナの住むモンツァからこの二つの町へは、車で30分と近い為、ちょっと行き飽きている(きれいな場所だけど)ので、
今回は少し足を延ばして、コモ湖のちょうど股に位置するべラッジョという街まで行くことにしました。
去年、車でべラッジョへ行ったのですが、湖沿いの道が細くてクネクネしていて運転が難しかった...(汗)ので、今回はレッコからフェリーに乗って行くことにしました。
11時半頃、「今からフェリーに乗ればべラッジョに1時頃に到着するから、お昼にちょうどいいね♪」と、フェリー乗り場に行ってみると、゛チケット販売は 13:30~″と殴り書きした紙切れが貼られている・・・。
仕方なく近所のバールでアペリティーヴォ(食前時にバールでビールやカクテルを頼むと、大抵スナックやミニサンドイッチなどの軽食を出してくれる。私は紅茶を頼んだけれど・・)。
一時間後、レッコ湖畔のベンチにてお弁当に しますか・・・と湖沿いを歩いていると、各所に湖に下りる小さい階段のようなものがあることを発見。
せっかくだからとその階段に座ってピクニックをするこ とに♪
曇ったり晴れたりしていたのに、食べている間はずっとよい天気だった!
何より、湖のせせらぎを聞きながらのランチは最高。
フェリーに乗ってレッコを出発!
レッコからベラッジョまではフェリーで約1時間30分。
直行ならばもっと早く到着するのかもしれませんが、途中停船が多いので仕方ありません。
まぁ、観光遊覧船ですからね♪ クルージングですよ!
コモ湖の旅は、ジェラートのように 聳え立つ山や湖畔の可愛らしい建物に癒されます。
景色に見とれているうちに1時間30分が経過。
べラッジョの中心街はとても美しいです。
観光地らしくホテルとお土産屋が目立ちますが、とにかく品のある街です。
外国人観光客も多く、イタリア語に混じって、ドイツ語や英語が頻繁に聞こえてきます。
幸いにも天気に恵まれた一日をエンジョイし、だるかった体も少し回復。
やはり、お天気って大切です。
ジュンキーナの生活する地域では、春というものがはっきりしないまま突然夏になるため、この極端な気温差で体調を崩す人がほ とんどなのです。
ブラウス一枚で歩ける日は無いと言っても過言ではありません。
午前中はジャケットを着ていたと思ったら、午後からは突然半そでTシャツ! と、極端なのです。
現在妊婦のジュンキーナは、いつも以上に気温差に負けているような気がします。
お弁当文化に乏しいイタリア
イタリアには、日本のようなお弁当文化がありません。
学生時代、冷たいふりかけご飯、か ら揚げやハンバーグもそれはそれで美味しく食べていた自分にしてみれば「何を贅沢な!」と言ってしまいたくなることなのですが、
イタリア人にとっては、冷たいハンバーグを食べるということは冷凍したハンバーグを食べるような感覚らしいのです。だから絶対に嫌なんだそうです。
ですから、一般的にお弁当といえば、それはパニー二のことです。
毎日お弁当となれば、毎日パニーニなのです(泣)。
夏ならば、ライスサラダや冷やしパスタ等もありですが、やはり暖かくなくても食べられるメニューは数限られているように感じます。
近頃の会社では、「持ってきたお弁当を電子レンジで温める」ということがポピュラーになってきているようです。
しかし、電子レンジを使わせてくれる学校はあまり無いんだろうなぁ。
いや、そもそもお弁当という言葉が頭が無いから、給食でも無い限り、午後の授業は無いと言うことか…。
イタリアで定着しているランチ文化というものは、、
- 家が職場から近ければ、ランチは家で食べる。
- 職場と家が遠い場合は、社員食堂か外食。
そうそう、外食といえば、イタリアのほとんどの会社では、バールやレストランで利用できる食券を支給してくれます。その代わり、交通費は自己負担です…。どっちがお得なのだか?
イタリアの昼休みが2~3時間と長いのは「家に帰ってランチする」という習慣のせいもあると思うのです。
気候のせいだとかお昼寝のせいだとか。。。色々言われていますが、一度家に帰ればそうそう直ぐには帰ってこないだろうが。
まぁ”電子レンジ効果”のおかげか、イタリアの昼休みも短縮の道をたどっているようですが。