先日、銀行のフリーぺーパーにて、「城下町佐倉を歩く」という特集が組まれていました。
わたくし、日本に帰って来てからというもの、成田の参道にばかり気を取られていましたが、実はお隣の佐倉も歴史あふれる城下町。
すでにお城は残っていないものの、町には多くの歴史建造物が残っているらしい・・。
しかも、あの順天堂大学の基礎を作った佐藤泰然が病院兼蘭医学塾「佐倉順天堂」を開設した場所らしい・・・。
ひまわり倶楽部の写真を見ているうちに、気分はすっかりドラマ「JIN-仁」の世界に♪ 頭の中では、大沢たかお扮する仁先生が頻繁に発する「ペニシリンを使いましょう。」の言葉がグルグル。
仁先生(の世界)に会いに、いざ、佐倉へ!
「三館共通入館券(一般¥540/学生¥270)」(三館どこでも購入可能)がお得な、武家屋敷~旧堀田邸~佐倉順天堂記念館めぐりをして参りました♪
武家屋敷へ行く
その前に麻賀多神社近くの房州屋さんで「般若そば」
佐倉に到着したのが丁度お昼だったので、まずは腹ごしらえ♪
ひよどり坂を通り抜け武家屋敷通りへ
腹ごしらえが完了したところで、武家屋敷がある通りに続く「ひよどり坂」へ。
武家屋敷通りには、天保の頃に建てられた大・中・小と規模の違う3軒の武家屋敷が復元整備・公開されています。
この頃建てられた武家屋敷の規模や造りは、居住する藩士の身分を象徴していました。
天保4年(1833年)に制定された、武家住宅の基準「居住の制」によると、
【大屋敷】禄高:300石以上 建坪:39~63坪
【中屋敷】禄高:100石以上 建坪:27~33坪
【小屋敷】禄高:小知 建坪:24坪内外
※禄高=給料(お米)
この他、門・玄関・長押・畳の様式についても、規制がありました。
先ずは、チケット売り場が併設されている【大屋敷】旧河原家(きゅうかわらけ)へ。
室内に入ることは出来ませんが、家財道具や調度品など多くの展示を外から見ることができます。
次は、お隣の【中屋敷】旧但馬家(きゅうたじまけ)へ。
庭の垣根を通り抜けて、そのまたお隣の【小屋敷】旧武居家(きゅうたけいけ)へ移動。
佐倉の中心新町を通り抜け旧堀田邸へ
和菓子の老舗『蔵六餅本舗 木村屋』で休憩
尚、このお店では、蔵見学もできるとのこと♪
旧堀田邸
旧堀田邸は、最後の佐倉藩主堀田正倫(ほった まさとも)の邸宅です。
現在も残る、主家・門番所・土蔵と庭園が、一般公開(一部非公開)されています。
佐倉順天堂記念館
佐倉順天堂は、堀田正睦(最後の藩主堀田正倫の父)の招きを受けた佐藤泰然が天保14年(1843)に開いた蘭医学塾です。
現存する建物を佐倉順天堂記念館として、多くの古書(撮影不可)や資料を保存・公開しています。
順天堂では、膀胱穿刺、帝王切開、卵巣水腫開腹、乳がん摘出など、当時としては最高水準の外科手術が行われていたそうです。
が、泰然は、麻酔の安全性に懐疑的であったため、あえて無麻酔で手術をしていたそう…ひえっ(華岡流と呼ばれる一派は、麻酔手術を行っていた。ホッ)。
とにかく順天堂には、全国から多くの塾生が集まり、皆必死に学んでいたそうです。
やはり、JIN-仁に出てくる「仁友堂」のモデルは、この「順天堂」なのでしょうねぇ(^^♪
佐倉三館めぐり足跡マップ
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