今朝、よく行くスーパーで買い物をしたら、レジでバッグの中身をチェックされた。
今までそういうことが無かったので、
一瞬おののいた( ゚д゚)。
そして、この猫ちゃんのようにちょっとしんみり。
平和なだけに事件に敏感なゴゾ
最近、この平和なゴゾにも思わしくない事件が起こっている。
つい先日も、ゴゾ各地の商店を襲った連続強盗犯(ベルギー人とイタリア人のカップル)が逮捕されたばかり。
基本、ゴゾの人達は、「自分達の島は平和」だということにとても誇りを持っている。
そして、その誇りとゴゾの人の良さは、絶対的に繋がっている。
それ故に、犯罪が起こると「平和が乱される事」に恐れをなして、物凄く敏感になるのだと思う。
外から犯罪が入ってくる事への恐怖
どこの国の人も「外国人が犯罪を持ってくる」と感じてしまうのは一緒。
いや、「犯罪は外のやつらが持ってくる」と言った方がいいかな。
事実、外国人による犯罪は少なくないので、そういう見かたをする動きがあっても仕方が無いのかもしれない。
しかし、必要以上によそ者を全部をひっくるめて「危険分子」にしてしまうのはねぇ。
で、結局は、ステレオタイプで判断されてしまう(柔らかく言ってみたけれど、要は人種差別)。
まぁ、危険は排除してしまいたい気持ちはわかる。
しかし、極悪人はどこに潜んでいるか分からないのよ―。
数ヶ月前、家の結構近所にて、児童ポルノ画像の所持で逮捕されたイギリス人男性なんか、逮捕されるまで誰も実像を想像できない程気さくな人だったらしいし…。
まさかその人が、児童・未成年へのわいせつ行為の前科まみれで、数年前スペインで起こった女児行方不明事件の重要参考人とは誰も想像できなかったらしいです。
が、結局
怪しい東洋人の私→危険(笑)
で、アフリカ系の人とかも絶対に危険人物指定。
あー、万引き危険人物だったら、イタリア人もかw。
と、なっちゃうんだなぁ。
頑なにならないのでコミュニケ―ションがとりやすい
まぁ、仕方がないんだろうなぁ…と、レジの人に話を振ってみると、
「そうなのよぉ、私達もお客さんに”バッグの中身を見せてください”なんて訊きたくないのよぉ。疑うのは嫌よ。でも、セキュリティを強化することになってさぁ。
あら、あなたポイント貯まっているからクーポンに変えたほうがいいわよ♪」
とのこと。
クーポン〜の話をしたのは、バッグの中身拝見と言ったものの、会話をしてしまい、ちょっと恥ずかしかったからだと思う。
知り合いのおばちゃんなんかには、「バッグの中身を拝見」なんて、訊けないんだろうな。訊かないだろうけれど。
「あの人はOkで私は駄目なのぉ?差別だー!」
と、目くじらを立てる人もいると思います。
しかし、私の意見を言わせてもらいますと、
「まーそういうことでしょうが、人間が人間である限り本能的な差別は無くならないんじゃないの。」
です。
自分と違うものを拒否するのって、本能から来る自己防衛ではないのでしょうか。
しかし、それを本能の赴くままで済ませない。
つまり、興味や理解に繋げていく方法として、教育や教養そしてコミュニケーションがあるのだと思うのですよ。
ちょっと話が反れてしまいましたが、差別にも度合いがあるので、小さなことにまで目くじらを立てていたらきりが無いということです。
このレジさんにしてみれば、顔見知りの近所のおばちゃんに「バッグの中身を~」と訊くのは物凄く酷なことだと思う。
私みたいな異邦人あいてに、クーポンが〜とか恥ずかしがって話をそらしてくれる。
それで十分だと思うけどなぁ。
以前住んでいた場所の治安はというと
ちなみに、私が以前住んでいたミラノ周辺の治安について。
万引きは年がら年中。
大型スーパー等は、入口にセキュリティがいて、大きい荷物などはビニールでパッキングしてもらってから中には入れる仕組みになっています。
街中で、どこかにバッグ等を置き忘れ→気がついて戻る→発見!なんてことがあったら、すごい幸運です。
大抵は失くなります(私も経験あり…28.結婚式-36週)。
どこかに置いてきてしまったら、もう見つからないものと考えたほうがよし。
刺される!撃たれる!!みたいな事件はそれ程無いですが、
主要都市でのスリ、強盗、詐欺はしょっちゅうです。
なぜか、自分では被害にあったことが無いけれど。貧乏くさいのか?
かわいこチャンが雨宿り(*^^*)。
もう雨は降ってい無いけどね。