去る3/10(金)、マルタのスリーマ市Sliemaで行われた「領事出張サービス」を利用し、娘の新しい日本国パスポートと証明書類諸々の申請と受理を行ってまいりました!
マルタ共和国には日本国領事館が無い
そうなのです。
基本、パスポート・各種書類の申請・受理には、わざわざ飛行機に乗り、ローマにある「在イタリア日本国大使館 領事班」まで足を運ばなければならないのです。
コレ、頻繁に領事手続きが必要な人にとっては、結構な負担だと思います。
ですから、領事班のほうでも、マルタ在住日本人の負担を軽減すべく、
領事班職員の方がわざわざマルタはスリーマ市Sliemaまで出向いて手続きを行う
「領事出張サービス」
なるものを実施してくれております。
正直、非常~にありがたいです。
が、
ただ、このサービス、
ここ数年は毎年2~3月辺りに実施されているものの、過去数年を振り返って見ると
・2013年 – 10月26・27日の二日間
・2014年 – 無し(涙)
・2015年 – 2月27・28日の二日間
・2016年 – 2月26・27日の二日間
・2017年 – 3月10・11日の二日間
と、見てのとおり
毎年同じ月に実施されるという決まりは無く(2014年なんかスルーだったし)、
実施される約一カ月前にならなければ連絡が来ないので、パスポートの有効期限が近いとちょっとヒヤヒヤなのよ(汗)。
2015年の2月1日が旧パスポートの期限切れであった私は、遥々ローマへ行く羽目になりましたしねぇ…→2015年パスポートの再申請
2017年は「領事出張サービス」大活用!
今回は、
・娘の日本国パスポートの有効期限が今年の3月下旬に切れる!
・できれば在留証明書が必要!
・できれば署名証明書も必要!
であった為、年の初めから
「領事出張サービス」とのタイミングがうまくいくかどうか…
と、やや心配していたのですが、
パスポート有効期限ギリギリのタイミングで、領事出張サービス実施が決定!
事前に申請書類などをローマの領事班に郵送。
領事出張サービス当日には、パスポートも在留証明書も出来上がっておりました♪
署名証明書だけは、署名を証明してもらう必要のある書類を会場に持参→係の方の前で署名・拇印→係の方がその書類を領事館に持ち帰り、証明書を作成、書類と合綴→私宛にDHLで発送
になる為、証明書発行手数料とDHL料金だけ支払ってきました。
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(2019年3月19日更新)
のですが、
2019年3月の時点では
領事出張サービスでの署名証明書の申請手続きは不可能
とのこと(悲)。
領事出張サービスで受け取ることの出来る証明書は、「領事班が事前のやり取りを基に作成し領事出張サービス会場へ持っていくことが出来る種類の証明書のみ」だそうです。
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在留証明書・署名証明書は住民票・印鑑登録証明書の代わり
年末、日本滞在中に、印鑑登録証明書が必要になったのですが、
印鑑証明もなにも、わたくし、日本に住民票を置いていない為、印鑑登録もしていないわけだ。
⇨印鑑登録証明書も含む書類の提出先では、
「ローマの領事班でサイン証明をしてもらうしか…もしかしたら、公証人の先生に証明してもらえば大丈夫かも?」
…領事?ローマ???
⇨公証役場では、
「一応証明してみるけど、果たしてこの形で有効かはわからいない。」
⇨で、公証人の先生が作った証明書をもって書類提出先に戻ると
「やはり、領事で証明してもらわなければダメ。」
…
ローマの領事班のウェブサイトを見てみると、
「署名証明書の発行」
あっ!
17年間外国で暮らしていますが、「署名証明書」の存在を初めて知りました(汗)。
私の中での領事館は、もはやパスポートの切り替えをする場所になっていたので…。
ちゃんと領事館に在留届を出しているのが前提ですが、
外国で生活する日本人にとって、領事館が発行する
・在留証明書は住民票
・署名証明書は印鑑登録証明書
の役割を果たすわけですね。
まぁ、生まれて初めて日本の公証役場(もちろん有料)に行く機会もありましたし、
「世の中経験しなければ解らないことだらけ!遠回りしてみるもよし!!」
で、〆ましょう(汗)。
ではでは。