金曜日は、滞在許可証の再申請のために警察署へ行ってきました。
妊娠と滞在許可証の申請が重なるとは
ジュンキーナはイタリア人の夫と結婚していますが、国籍は日本であるため、イタリアに在住するためには滞在許可を得なければなりません。(そうしなければ不法滞在です)
前回までは、イタリアでの労働許可を取得し就労滞在許可を申請していました。
しかし、イタリア人の夫と結婚したので、今回は家族滞在許可を申請することができます。
今まで2年毎に滞在許可の再申請を行ってきましたが、年々外国人の数が増えているようです。
初回の頃は申請窓口に3人の列があれば「今日は結構人が来ている んだなぁ」なんて呑気なことを言っていましたが、最近では朝の8時の時点で警察署の外の門まで列が続いてしまうという混み様。
2年前に再申請をした時にはすでに大混雑!
申請に必要な書類と申請用紙を窓口でもらうために2時間も並び(電話では絶対に必要書類を教えてくれない!!)、翌日、申請 のために3時間列に並び、1月後、受け取りのために3時間並んでようやく滞在許可証を受け取ることができたのです(しかも、受け取りには手の指全部の指紋 を取られる)。
確かに外国人も増えたけれど、窓口が午前中しか開いてないのも列ができる理由だと思います。
滞在許可証とビザの違い
滞在許可証に触れたので、イタリアへの入国ビザとイタリア滞在許可証の違いについて簡単に説明しておきます。
この二つを混同して考えている方が多いと思うので、参考までに。
日本人が日本から短期(3ヶ月以内)の観光でイタリアに入国する場合は、ビザを取得する必要はありません。しかし、観光でも10日以上滞在する場合は、滞在許可書の取得が必要になります。
その他の入国目的(就学、就労、宗教、家族同行・呼び寄せ目的など)には、イタリアへ入国する前に、日本にあるイタリア領事館にてビザを取得しなければな りません。
そして、そのビザと共にイタリアへ入国した後、8日以内に最寄の警察署(Questura)へ行き、滞在許可証の申請を行わなければなりませ ん。
ビザを持っていてもこれを怠ると不法滞在になってしまうのですよ!くれぐれもご用心。
意外とすんなり申請完了
「妊娠しているし独りで立ちっぱなしはやだなぁ・・・」と、申請に行く前から気分がどんよりしていたのですが、今回は家族滞在許可証を申請する し、夫も何か記入しなければならない可能性もあるだろうということで、夫同伴で警察署へ行ってきました。
とにかく、必 要書類を教えてもらうためだけに3時間も列に並びたくなかったので、今までの経験から必要であろう書類を全部そろえて、いざ警察署 へ。・・・・やはり混んでいました。この混雑を今まで見たことが無かった夫は絶句。そして2時間ふんばること、ようやく窓口に到着。
警察官:「職種は?」(無愛想に)
ジュンキーナ: 「いや、今回は家族滞在許可で申請したいのですが・・」
警察官:夫に向かって「国籍は?」(無愛想に)
夫:「イタリア人です」
警察官:「あ、そ。じゃ、必要書類はコレとコレとコレ。で旦那さんはこの書類の必要事項に記入してサインね。」
ジュンキーナ: 「ええっと。実はもうこの必要書類全部手元にあるのですが・・・」
警察官: 「じゃ、そこのテ-ブルで申請用紙と旦那さんはその書類に記入して終わったら窓口に来て」
ジュンキーナ:「ええっと、またこの列に並んでから申請するんですか?」
警察官: 「いいのいいの、並ばなくていいから! 書き終わったらそのままここに来て」
ジュンキーナ&夫:(ラッキー!!)
と、こんな感じにアレアレアレと申請が完了してしまいました。
2時間で申請できたなんて夢のよう~。しかも1週間で受け取れるそう。
それにしても、夫がイタリア人とわかったとたんに警察官の態度がころっと変わったのですなぁ。
それまでむっつりしていたのに「日本人と結婚なん てうらやましいなぁ~このぉ」なんて冗談言い出すし。
日本人との結婚はうらやましいのかなぁ??
日本人はお金持ちと思っているからかなぁ。
例外として、ジュンキーナみたいなのもいるのになぁ…。
とにかく肩の荷がおりました。
聞いた話によると、ミラノやローマに住んでいる外国人に比べたらこんなの屁の河童だそうです。
丸一日列に並んでも、その日は窓口に到着しないこともあるそうです・・・。
この点に関しては、モンツァ万歳だわ(腑に落ちないことも多々あるが)。
体重管理も順調です
あ、滞在許可のことばかりでお腹のことにあまり触れませんでしたが、順調で~す♪
15週の後半にやや体重がオーバー気味だったのですが、ちょっとむくんでいたらしく元の体重に戻りました。
ジュンキーナの妊娠が発覚してからというもの、ジュンキーナのお姑さんは「妊婦は体が欲するだけ食べればよい」という昔ながらの考えで「食べなさ い、食べなさい!」と、ジュンキーナの顔を見るたびに言っていました。
姑の理解を得ることに成功
が、先日、ご近所さんのお孫さんが生まれ、生後4日後のママのスレンダーな体型とハツラツな 様子を目にしたらしいのです。
そして、そのご近所さんに、
「今は昔みたいに太らせないのよ~、体重管理をさせるのは難産やトラブルを防ぐためなのよ~」等と言われた結果、、、
今日(お昼を姑宅で食べた)のメニューは低塩分・低カロリーなものが用意されていた!!
「ちゃんと体重管理しないとね!」と、姑。
良かった、やっと理解してくれたか。
それにしても、あっさり意見を変えるのだなぁ(汗)。
私が妊娠してからというもの、お料理上手のお姑さんは頻繁に手料理を持ってきてくれます。
が、しかし、今のジュンキーナにはやや油と塩加減が気になるものばかりで・・・(贅沢ですが)。
しかし、今日のメニューはいつもよりあっさりしていたし塩気が少なかった!!!!
美味しさはいつもと変わらなかった(コレ肝心)。
やはり、ご近所の同世代の言葉には説得力があるのね。
まぁ、その産後4日目スリム・はつらつママを目の当たりにしたことで納得しちゃったのかも。
体重管理をしたからといって、確実に安産ということはありえないでしょう。
しかし、それによってトラブルを防ぐ可能性が高いのならば、するにこしたことは無いわけだし。
いくら体重管理していても体重オーバーしてしまうのが普通らしいから、なんにも考えないで食べていたら恐ろしくビッグになるのでしょう・・・。
イタリアの一般家庭で使われている塩と油の量はかなり多いような気もするし・・・。
体重20キロ増しの妊婦さんも多いから、「妊娠したら太るのが 当たり前」という考え方が定着しているのかもしれません。
そりゃ多少は太っても太りすぎは自分のためにも良くないと思うのですが・・・。