ゴゾの不安定なレストラン・飲食店事情
私は、普段からそれほど外食をしません。
単にお財布のひもが固いという理由もありますが(汗)、最大の理由は「味も量もサービスも不安定なゴゾの飲食店」にて、無駄使いをしたくないからです。
なにも、ゴゾの飲食店にパリの味を求めているわけではありません。
料理人の体調や、時期による食材の味の違いはゴゾだから仕方がないと、大目に見た上で言っているのです。
私だって、多少の味の違いならば「今日は今一だったけど、基本的には美味しいよね♪」で済ましてしまいます。そんなに細かいことは言いません。
スプライトを頼んで「スプライトはないけれど、これも同じだから・・・」と、レモネードを持ってこられたって(体験談)、何も言わずにあっさりOKするんだから。多少は緩くないと、ゴゾでは生きていけないんだからっ!
でもね、そういうレベルじゃないのです。とにかく落差がでっかいの。ダメな時の手抜きが、半端じゃないのよぉ(悲)。
ある時は“外はサクッと、中はジューシー”な絶品フライドチキンを揚げたかと思えば、別の時は“外はべチャっと、中は半生肉”なフライドチキンを揚げる(体験談)…こんな感じ。とにかく不安定。
ゴゾにある飲食店全部とは言わないけれど、不安定な味の飲食店が多いのは確かです。
例外だと思っていたマショックのフティーラさえも
以前、このブログで絶賛したマショックべーカリーのフティーラ。
私は、このゴゾのピッツァのような食べ物を、少なくとも一カ月に一度の頻度で食べているのですが、去年の11月から今日に至るまで、微妙に味が落ちてきているような…味というか、台の部分がスカスカで水っぽくなってきているような…。以前はもっと台が薄くてしっかりしていたと思います。
先週も懲りずにこのフティーラを食べてきたのですが、「今回が初めて食べるマショックのフティーラだったら、あれほど絶賛していたかな??」とまで思ってしまいました(汗)。ま、トッピングの美味しさは健在ですけどね♪
そんなゴゾの味の平均点が上がる季節
なんと、そんなゴゾのレストラン・飲食店にも、旬というものがあるのです。
ズバリ秋です!
「秋は、ゴゾに限らず食べ物の季節じゃないかぁ~」と、おっしゃるかもしれませんが、ちょっと違う。
おそらく秋は、「ゴゾのシェフやウェイター達の要領と腕が絶好調になる季節」なのです。
ちなみに、夏の観光シーズンの間は、どこも味とサービスが適当になりがちです。その上節約の為か、一皿当たりの量まで減ります(観光客相手=その場限りという甘い気持ちがあると思う)。
とにかく、夏の間のゴゾの飲食店は、パニック状態なのです。
しかしまぁ、人間、忙しい状態の中で仕事をしていると、その時点では失敗が目立ったとしても、知らずしらずのうちに成長して腕が上がっていたりするものです。
ゴゾのシェフやウェイター達も例外ではありません。
彼らも、夏が終わるころには、うまくローテーションが回せるようになっているのです。むしろ、ワーカホリック状態に突入しています。
秋になると客足は減っていきますが、ワーカホリック気味な彼らはエネルギーを持て余しぎみ。よって、数少ないお客さんを命一杯もてなすようになるのです。
私個人の経験から言うと、10月~11月にかけて訪れたゴゾのレストラン・飲食店で、不味い思いや嫌な思いをしたことは一度もありません。量も夏の2倍です。
季節別に見るゴゾのレストラン・飲食店のクオリティ変動
冬からスタート~
- 冬 観光客が少ないので、冬の間は店じまいしてしまうレストランが多い。事実上冬眠。しかし、地元民をターゲットとした飲食店が美味しくなるという、ツウな季節。
- 春 観光客が増えてくるので、皆店を開け、状況に対応しようと仕事エンジンをかけ始める季節。しかし、冬眠後なのでなかなか調子が出ない。(恐らく、最近食べたフティーラが今一だった理由がコレ)。
- 夏 一気に訪れる観光客に対応しきれず、パニック!何が何だかわからない中、仕事エンジンがかかりっぱなしの状態になっていく。味・サービス・量のどれを見ても一番ひどい季節。
- 秋 観光客の数は減ったにもかかわらず、飲食店で働く側のエンジンがかかりっぱなしの状態。よって、少ない客を厚くもてなす。味・サービス・量のどれを見ても一番良い季節。
皆さん、ゴゾのレストランや飲食店で美味しい思いをしたければ秋がねらい目ですよ~!まぁ、秋は雨の季節という観光には致命的な大問題もあるのですが(汗)。