８月も中盤！6/27（月）に始まり9/25（土）までの全１４週間！９４日間！！の長～い娘の夏休みも、いよいよ折り返し地点にやってまいりました😓。
ゴゾ民にとって特別な聖母被昇天日
日本の終戦記念日である８月１５日のマルタは、聖母被昇天の祝日でした。
カトリックの国々では、聖母の被昇天を祝う様々な催しものが開かれる日なのですが、ゴゾのお祝いはかなりの物です🎉
それもそのはず、ゴゾ島とコミノ島の教区長である司教がいるゴゾの大聖堂の名称は、「聖母被昇天大聖堂 Cathedral of the Assumption」。聖母マリアが肉体と霊魂を伴って天国にあげられたという出来事を記念する聖堂なのですから！（この聖堂は、だまし絵丸天井でも有名。）
ゴゾの大聖堂「聖母被昇天大聖堂 Cathedral of the Assumption」。通常は、入場料５ユーロ（博物館見学込）を払う必要があるのですが、聖母被昇天祭の日は無料で入場できます♪
ちなみに、この日の家庭ゴミの収集はお休みです♪ ゴゾの家庭ゴミ収集は、毎週日曜日と重要な祝日（聖母の被昇天日、クリスマス、元旦、聖金曜日）のみ休業なのです。
ヴィクトリアの二大夏祭りのひとつ
夏のマルタやゴゾでは、各地でフィーストFeastと呼ばれる村祭りが行われています。
フィーストは、地域の主なる教会にまつられた守護聖人の祭りなので、いち地域にいちフィーストが通常です。
しかし、中には例外の地域もあり、私の住むゴゾの首都ヴィクトリアもそのひとつです。
ヴィクトリアには、今回行なわれた８月１５日の聖母被昇天祭の他、７月の第三日曜日に行われる聖ジョージ祭りがあります。双方とも、本番数日前から前夜祭続きの大イベントです。ヴィクトリアの祭りは一日にしてならず～なのです！
そうそう、先日、聖ジョージ祭りに因んだ路上競馬については書きましたが、肝心の聖ジョージ祭り（実は本番の日に行かなかった：汗）については書いていなかったので、写真を数枚UPしておきましょう。
これは２０１４年の聖ジョージ祭りの様子。パチンコ台の様にピカピカの聖ジョージ教会と馬に乗った聖ジョージが設置された（祭り期間のみ）広場。人でギュッギュー（汗）。
これは今年の写真。聖ジョージ像と楽隊の練り歩き。この時点ではまだ前々々夜祭。
これも今年の写真。聖ジョージクロスの色、赤と白がトレードカラー。大盛り上がりだけど、前々々夜祭。
と、どちらの祭りもヴィクトリア民にとっては欠かせない重要な祭りなのですが、、、
ヴィクトリア住民の間には、聖母被昇天大聖堂派（サンタ・マリア派）？それとも聖ジョージ派（サン・ジョージ派）？という、まるで巨人派？ヤクルト派？、ミラノならばACミラン派？インテル派？、ローマならばASローマ派？SSラツィオ派？の様な（そこまで行かずとも：汗）、軽い派閥争いが存在するのも事実です（笑）。
まあ、お祭りの最中に「どうだ😏俺たちの祭りの方が凄いだろー（で、スラングまじりに相手をののしる）うへへっ！！」みたいなレベルで、決してマリア様や聖ジョージをけなす様なことはありませんがね（汗）。
聖ジョージ教会近くに住む友人によると、去年の聖ジョージ教会周辺工事中、やむなく聖ジョｰジ教会内を通り抜けなければならなかったサンタ・マリア派のおばちゃん達は「あとでマリア様に顔向けできないからねぇ（汗）」と、祭壇を見ないように通り抜けていたそうです（ウフフ）。
ゴゾの聖母の被昇天祭の様子
それでは、聖母被昇天祭の様子を写真で見てみましょう。
が、残念なことに、今祭りはわたくし（いろいろ忙しく）、１５日の午後の路上競馬（PM2：30～）と、夜の聖母マリア像がゴゾの大聖堂があるチッタデッラから出てくる場面（PM7：00～）のみしか観ていないのですぅ（悲）。ですから、別の年の写真もまじえて紹介～♪
聖ジョージの路上競馬は夜ですが、聖母被昇天祭の路上競馬は昼過ぎ開催です。今年も例年通り、セキュリティーロープも柵も何も張っていない道路に馬が疾走していく・・・。
ぎりぎりまで行っちゃ危ないよー！が、案外けが人が出ないもの（汗）。
チッタデッラの門の内部にある広場で聖母像のお出ましを観たかったのですが、人の波に飲み込まれて門の中には入っていけない状態に（汗）。待つこと約１５分、マリア様が門の外に出てきた！
これは３年前の写真。ゴゾの大聖堂からマリア様像が出てくるところです。
この真ん中の方が、現職のゴゾ司教。
で、この微笑んでいる方は、私のアイドル💛 キャーキャー言っていたらスマイルしてくれました（笑）。ヴィクトリアのオーロラ劇場を本拠地に活動し、ゴゾ大聖堂の専任楽隊でもある「レオネ楽団Leone Philharmonic Society」の指揮者さん（名前は知らない）！この人の指揮を見るとハッピーになるのです（すんごく楽しそうで）♪
あっ、これはここの楽団に限らず、マルタ・ゴゾではスタンダードな大太鼓を乗せるカート。マーチングバンドの大太鼓って肩に担ぐタイプが多いけれど、この国では絶対にこのタイプ。太鼓の下には収納箱までついている。こんな所からも、無理せず快適を追及するマルタ・ゴゾ人スタイルを垣間見ることができます。
夕焼けを仰ぐ聖母像。
うん．．．
なんだか物足りない（汗）。
やはり、私が撮影した写真だけでは雰囲気が伝わらないと思うので、外部リンクに頼りましょう。
● レオネ楽団のフェイスブックぺージ - 今年の聖母被昇天祭の写真や動画がたくさんUPされています♪
● 今年の聖母被昇天祭の様子を上手くまとめたダイジェスト映像↓↓↓
聖ジョージが赤白ならば、この祭りのトレードカラｰは青白なのですよ～。
