イタリア生活も2年目に入ったある日のこと。
会社の同僚が、「今日の午後、うちの末娘(2歳)を会社に連れてきてもいい?」と、聞いてきた。
朝から「マンマ~!!」の一点張りで、食事も食べてくれないと言うのだ。
べビーシッターもお手上げだという。
発端は、母の曖昧な情報
その日、会社にいたのは、私とその同僚だけ。
「ママと一緒がいいんだよー、連れてきちゃえ♪」と、私。
すると、同僚は少し間をおいて、
「あなた、ヴァリチェッラ( 水疱瘡)はやった??」と、聞いてきた。
水疱瘡は・・・・・、赤ちゃんの時にかかったはず。母が言っていたのを覚えている。
「うん。子供の頃にやったよ♪」と、私。
どうやら、近所のチビッコの間で水疱瘡が流行っていたらしく、娘ちゃんもそうなのではと思ったようだ。
会社にやってきた娘ちゃんは、いつもより甘えん坊さんだったけれど、熱も無くブツブツも無かった。
ママの近くで安心したのか、おとなしく一人遊びをしていた。
やはり水疱瘡だった...何故か私にもうつってしまった?
それから4日後。
「やはり、水疱瘡だったのよー。」と、同僚。
水疱瘡というのは、感染してから15日位経ってから症状が出るそう。
それから10日後。
夫と散歩をしていたら、突然頭が痛くなり、どんどん熱っぽくなってきた。
家に帰り、部屋着に着替える途中お腹を見ると、何やら赤いプツプツが・・・「虫刺され?」。
夕飯時になると、お腹のプツプツが痒くなってきた。
寝る頃になると、痒くて痒くてたまらなくなってきた。
そして翌朝。
鏡を見てびっくり!
超ブッツブツな 私が映っていのだ!! 「ひえ~~!!」
子供の病気はちゃんと記録しておきましょう!
そんな私を見た夫は、
「ねぇ、本当に水疱瘡やったの?それ、絶対 に水疱瘡だと思うよ。でも、二度もやるはずが無いから、もう一度、お母さんに電話して確かめた方がいいんじゃないの?」
早速、母に電話してみる。
「え~~。あんた、水疱瘡やったっけぇ??」
お母さん??そんな頼りないこと言わないでください。
だってだって、私が赤ちゃんの頃の写真をみては、「このブツブツがあるのは水疱瘡にかかった時よ♪」と、言っていたではありませんか!
「アー、そうだったぁ??はしかじゃなくて?」と、母。
お母さん、なんて適当な・・・。
わたくし、30歳にして水疱瘡にかかりましたな・・・こりゃ。
大人になってからの水疱瘡はキツイ
体全体にできたブツブツは、あっという間に水ぶくれ状態に。
夫は、「わっ、キモ~イ!!」と、30歳にして水疱瘡になった私を冷やかして喜んでいる。
バカにするなぁ!
大人の水疱瘡は、超辛いのだぞ!!!!!
時には、命にかかわるんだぞ!!!!!
痒みは少なかった。
その代り、39度近くの高熱が3日間続いた。
平熱が低いので、39度はきつい。体が痛い・・・。
2週間くらいで、ブツブツがかさぶたに変わった。
とくに痕は残らなかったけれど、おでこに小さな凸凹ができてしまった。
そこだけ、かさぶたが厚かったらしい。
いやー、水疱瘡は子供のうちにかかったほうがいい。
ちびっ子は、お友達が水疱瘡にかかったら、積極的に近寄ったほうがいいかもね。