イタリアで生活していて嬉しいことのひとつに、トリュフの存在があります。
その昔、トリュフと聞けば、キャビアやフォアグラに並ぶ世界三大高級食品というイメージしかなかったのですが、
イタリアに来てからは、とても身近なものとなりました。
確かに高級品です。 しかし、そのものを食べるというよりは香料として使うもの。
「削ってまぶす」ことです。
ですから、普段はトリュフのオイルやクリームが数滴、数杯あればOKなのです。
探すものであって栽培できないものであることや、きのこでもないジャガイモでもないミステリアスなところ、採取されたトリュフはすぐに使わないと香りがなくなってしまうなど、希少価値がつく理由がいっぱいのトリュフなのですが、はまると病み付きになってしまうのですよー!
私の日本の友人もイタリーでトリュフにハマってしまいました。トリュフは中毒になるのです。
駄目な人は、「なんか、インクみたいなにおいがする・・・」とかぬかすのですが、好きな人はトリュフと聞くだけで口の中が唾液でいっぱいになってしまうトリュフ。
さて、このトリュフですが、白と黒の二種類があります。一般的に白のほうが高級品とされていますが、黒も美味しいです。
この高級白トリュフで最も有名な場所に、ピエモンテ州のアルバALBAという街があります。
この街では、毎年秋になると、国際的なトリュフ・フェアが開催され、諸外国からも人がやってきます。
私が初めて行ったのは9年前のこと。すっかり魅了され「毎年行く!」と豪語したくせに、結局再来場したのはその9年後...。毎年色々とあって行けなかったのよ、、、。
が!今年は違いました!!7月から「絶対に行く!」と、心に決めていたのです。
プログラムもチェックし、体調にも気をつけ、やっとこさ実現しましたよ(笑)。
まぁ、このトリュフ祭りはですねぇ、その場でトリュフ料理を食べられる事も魅力ですが、どちらかと言えば「トリュフ商品の買い出し」をする場所といった感じかしら。
とにかく商品が豊富だし、近所のスーパーで買うより断然割安です。
トリュフ・オイル、トリュフ・クリーム、トリュフとオリーブとアーモンドのパテ、トリュフのサラーメ等など、色々と買えてしまいました。
ああ、行って良かったわぁ・・・満足。