35年前の今日、ミラノの病院である男の子が誕生した。
逆子であったその子は、かなりの難産で生まれてきた。
そして、現在の容姿からは想像しがたいことに、ホワイトブロンドであった(笑)。
その子の家は、ミラノの中央駅近くのアパートであったせいか、小さいころから公害による咳に悩まされていた。両親は少しでも新鮮な空気をと、毎週末、ミラノ郊外の街モンツァの公園へと彼を連れて行った。
公園では全く咳をしない彼を見た両親は、モンツァへの引越しを考えるようになったという。
彼が5歳の時、一家は、公園近くに新築されたマンションを購入。
こうして、病弱だったホワイトブロンディーは、瞬く間に健康優良児へと変身していった。
健康になると共に食欲も倍増したその子は、食事中、スプ-ンがお皿の底を打つ音(お皿のご飯が終わったという意味)を聞くと大泣きするほどだったという。
この食欲は、今も全く変わっていない。
この、元ホワイトブロンディーは、現在ダイエット中である。
だからケーキを食べる(分厚いステ-キの方が食べたいみたいだけど)ことができない。
食欲王の彼にとってこんなに辛いことはないであろう。
昨夜も彼は、ボインちゃんの夢を見たわけでなく、大富豪になった夢を見たわけでもなく、分厚いステ-キが飛んでいる夢を見たという。
35年間変わらぬ食欲に乾杯!★